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テルマー:世界を正す

Rabbi Bernstein Mosheの記事翻訳シリーズです。今回は今週のパラシャ―、パラシャット・テルマ―に関してです。


このトーラー部分では、創造の目的は何なのかという古くからの疑問に対する答えが見つかります。ネ’申は善の本質であり、善の本質は善を与えることです。しかし、善はそれを受け取る人がいない場合には授けられません。この目標を達成するために、ネ’申は私たちの世界を創造しました。それは、ネ’申の善意を受け取る者が存在するようにするためです。ネ’申の望みは、私たちが「物質世界にネ’申の家を作る」ことです。シナイ砂漠での聖域とそれに続く第一聖殿と第二聖殿は、この世界におけるネ’申の居所でした。

トーラーはネ’申の創造の神聖な設計図であるため、トーラーは私たちの行動の世界を霊的に高める方法を教えてくれます。トーラーは永遠であるため、トーラーはあらゆる時代のさまざまなレベルでさまざまな人々に語りかけています。そのメッセージは、現在の立場から自分自身を引き上げることです。トーラーは、私たちが、完成され、矯正された世界という究極の目標に向かって、もう少し高いところに立つことを期待しています。

ネ’申は私たちに、ネ’申の存在が私たちの中に存在するための聖域を作るように指示しました。この指令は 3 つの形態の聖所を包含しています:荒野に建てられた物理的な幕屋;各個人が構築する必要がある個人的な内なる聖域;そして最後に、世界全体です。私たちはネ’申の戒律を守ることによって、この世界をネ’申の居所に変える使命を負っています。

これらすべての場合において、この使命は、ネ’申によって創造された存在の固有の本物の性質を単に明らかにするだけであるため、実現可能です。宇宙はその中に流れる神聖なエネルギーによってのみ存在し、それは世界を神性が明らかな空間に変えます。同様に、すべての個人の核は私たちの神聖な輝きであるため、私たちの生活をネ’申の居所に変えることは、単に私たちの内なる神聖な本質を世界の物理的次元と融合させるだけの問題です。しかし、私たちの限られた理解ではネ’申の無限の知恵を理解することはできないことを理解する必要があります。

私たちの現在の現実では、悪意と神聖さの間の宇宙的な衝突という深遠な戦いが激化しています。一方には闇と恐怖の勢力が立っており、聖なるもう一方にはノアの子らとユダヤ人が立っています。世界中で展開しているこれらの出来事は、この極めて重要な闘争に関連しています。

しかし、世界的な混乱のさなかに、私たちは世界が正され、悪が存在しなくなる未来に関する預言の約束が成就することを期待しています。私たちは、調和が行き渡り、宇宙全体がモシアハ王によって究極の矯正を受ける、真の贖い出しの夜明けを待っています。

【※】本和訳は誠実に和訳しましたが、日本語を読むことができ、戒律を守る生活をしている敬虔なユダヤ人から承認を受けた訳ではありません。その点はご了承ください。

【※】英語で言うところのG-dを他の神から区別するために「ネ’申」と訳しました。また、英語で言うRedemptionを「贖い出し」と訳しています。



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