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日本の大使を招き、ユダヤ式茶の湯を催しました

水嶋光一駐イスラエル日本国大使がハバッド村を訪れた際、トーラーに従い、彼を称えために、新たに考案されたユダヤ式のお茶会が行われました。

背景: 日本の文化と伝統を通してユダヤの考え方に触れられるようにすることで、ユダヤ人と日本のつながりを強化し、互いの心を近づけます。

日本文化に基づき、ユダヤ流のもてなしの心を込め、創造主がお創りになったすべてに感謝を述べる機会を設けたお茶会です。

日本の茶道は、客をもてなし、平和と兄弟愛をもたらす一種の作法です。

ユダヤ教では、より大きなもてなしが神聖な存在を歓迎すると考えられています。

 

徳永勇樹氏がこのプロジェクトを先導し、今回のお茶会の介添えをしてくださいました。

 

ユダヤ教では、食べる前に他の人のことに思いをはせます。キッチンには、食事の準備をする前にコインを寄付する募金箱があります。寄付は量の問題でなく、大切なことは、他の人のことを念頭に置く習慣です。写真: お茶会の前に募金箱にコインを入れる大使。

 

ユダヤ教では、毎朝ベッドから起き上がると、水で手から不浄を洗い流します。また、食事の前に、手を洗う戒律があります。

 

ユダヤ教では、トーラー(ユダヤ聖伝)に示されたユダヤ人に食べてよいものかどうかのコーシャという基準があり、すべての食べ物はこの基準を満たしているかテストされ、製造が監督されます。

サリットさんはコーシャ食材のみで蒸しパンを作りました。蒸しパンは、海と砂浜の形に作られ、夏の訪れを知らせるしるしで彩られました。日本料理とイスラエル料理を融合させたお菓子です。

ユダヤ教では、食べる前の祝福があります;世界、物質、自然は世界の創造主に属します。私たちは食べたり飲んだりする前に祝福し、創造主に世界を利用して楽しむ許可を求めます。

そして祝福は、すべての飲食が意図と目的、つまり物質に内在する神聖なエネルギーを見出すことで世界を浄化するための行為であることを思い出させるものです。

 

茶具 - エルサレムの城壁が刻まれたトロフィー。 / 安息日のパン、ハッラーを覆う特別な布を用いたテーブルクロス。 / 器の清らかさは心の清らかさを象徴し、喜びと清らかなお茶をゲストに提供します。

 

茶碗を拭く際は、きれいを意味する「ナキ」という言葉のヘブライ文字をなぞるようにして拭きます。

 

シル・シャピロさんがお茶を点てて大使にお持ちします。 / 銀の茶杓と久保佐文作の茶筅を用います。

 

式典中は小泉先生が日本からZoom越しに会を監修し助けてくださいました。

 

茶碗の製作者について一言。加藤さんはとても謙虚な方で、細かいところまで気を配って茶碗を作っていらっしゃいます。

 

茶碗や茶筅から、もちろん抹茶まで、全てがユダヤの戒律コーシャにかなうかチェックします。茶葉が育つ場所である茶畑も。

京都でラビを指導する小泉先生。


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